ペットを飼っているみなさんに質問です。
あなたはペット保険に加入していますか?
私は去年はじめてペット保険に入る決断をしました。
その時いろいろと調査した内容をもとに、今回は現在ペット保険未加入で検討中の方はもちろん、保険に入っているものの継続を迷っている方にも参考になる情報を集めてみました!
ペット保険の加入状況は?
調査機関によって多少の違いはあるものの、現在保険に加入しているペットユーザーは10%前後という結果が出ていました。
この数字を見るとまだまだペット保険は浸透していないことがわかりますね。
わたし自身、自らが責任を持ってペットを飼育するようになって久しいのですがペット保険に加入したのは昨年が初めてです。
ちなみにSNSで繋がっている1000人ほどのフォロワーさんへも個人的にアンケートを実施してみました。
すると400名ほどの方が回答して下さり、そのうちなんと82%の方がペット保険に入られていました!
熱心に愛犬・愛猫をSNSに投稿するような層にとってペット保険は必然なのかもしれませんね。
ペット保険はいらない?入る?
ペット保険はいらない理由は?
ペット保険に入らない理由は様々です。
我が家がこれまでペット保険に加入しなかった主な理由は2つあります。
- 採算がとれないと判断していた
生命保険や自動車保険など全てに言えることですが、支払った保険料以上の見返りがあるとは思えなかったのが最大の理由です。
保険会社や各種プランによって異なるものの、おおむねペット保険では治療費の100%を保証するものは無く、30~50%は常に手出しが発生します。
保証対象も「治療」(入院・通院・手術)に関するものに限られており、
- 「去勢・避妊手術」
- 「狂犬病予防注射・ワクチン接種」
- 「健康診断」
などはすべて対象外となります。
そのうえ免責金額が設定されているプランも多いんです。
例えば「免責金額3千円」だと3000円を上回った金額に保証率を掛けた金額しか保険金が支払われないことを理解していない顧客も多いようです。
治療費1万円の場合「70%保証・免責金3千円プラン」で
支払われる保険料×10,000円×70%=3,000円(10,000円―3,000円)×70%=2,100円
<注意>1万円の7割分がもらえるわけではない!
- 高額な治療費がかかるとは限らない
多くのペットと暮らしてきた中で得た経験則として、不慮の事故や先天性の疾患でもないかぎり特に高額なお金はかかりません。
犬も猫も10歳未満で大きな病気をすることはほとんど無い、というものがあります。
中には数日前まで元気だったのに突然死んでしまい原因も明らかにならなかった子や、特に治療の必要もなく老衰により安らかに虹の橋を渡った子もいました。
そういった場合は保険に加入していても使うタイミングはありません。
確かに、5日間の入院で35万円かかった猫もいたのでこの時は保険があれば・・・と思いましたが、どっちにしても賭けのようなもの。
よってこれまでの我が家は未加入の方を選んできました。
ペット保険に入った理由
ペット保険加入!
断固ペット保険不要論を唱えてきた私がペット保険加入に踏み切ったのは去年子犬を迎えたことがきっかけでした。
我が家は保護犬・保護猫を引き取っているうちにMAX犬2匹・猫6匹と同居する大所帯の時期もありました。
が、次々に天に召されて昨年はついに猫2匹を残すのみとなり、我々夫婦にとってパピーの犬や猫を責任もって迎えられるのは今の時期が最後かもしれないと考えるようになりました。
ペットの寿命と飼い主の健康寿命を考えると20年弱は恐らく元気でいられるであろう年齢でなければ子犬や子猫を迎える資格はありません。
そこで人生最後かもしれないペットとしてどうしてもキャバリアと暮らしたいという希望から、はじめてペットショップから子犬を迎えることになりました。
その際、ペット保険を勧められたのですがはじめはお断りしました。
が、スタッフの方より
- 「店から家庭へと環境が変わると子犬は体調を崩しやすい」
- 「人も犬も慣れない生活の中で事故も起こりやすい」
- 「最初の1年、もしくは半年だけでも加入しておいた方が安心」
という説明に一理あると感じたためにとりあえず入ってみることにしました。
確かにうちの子の場合は直後に風邪を引いたり、涙目が治まらなかったりしたことで1年目は通院することが多かったため、しっかり元は取れました。
なので今年も引き続き70%保証プランを継続しています。
ペット保険加入はじっくり検討
ペット保険が必要かそうでないかは、じっくり検討してから判断を!
うちの子の場合は結果的に保険に加入しておいて良かったわけですが、この先どうするかは毎年検討しようと思っています。
ペットの年齢が上がるごとに保険料は高くなります。
また、高齢になると発症しやすい歯周病についてもほとんどのペット保険では対象外になっていることも納得のいかない部分です。
反面、キャバリアという犬種は心臓病をはじめ高額な治療費の想定される病気をしやすい犬種のため、いざというときの備えをしておく価値はあるとも考えています。
ペット保険に加入する、もしくは継続する場合の基準として「どの保険会社を選ぶか」「どのプランにするか」も大切ですが、
- 「病気をしやすい種類か」
- 「怪我をしやすい生活環境か」
といったことも併せてみていくことも肝心です。
まとめ
ペットに高額な治療費が掛かった場合にも対応できる経済的余裕があったり、その事態にむけて十分な積立をしている場合にはペット保険は必要ないでしょう。
要はペットが苦しんでいる時に、「躊躇なく」出来る限りのことをしてあげられるかどうか。
私達に無償の愛を注いでくれる大切な家族のために、日頃から心構えをしておきたいものですね。