こんにちは!
うららです♥
味覚の秋ですね。
秋が旬の魚というと、サンマが食べたくなる私ですが、他にはどんな魚が旬なのでしょうか?
また、魚の漢字もついでに覚えちゃいましょう!
秋が旬の魚と漢字
カツオ
「鰹」
秋のカツオは「戻りカツオ」と呼ばれ、春のカツオと違いエサをたっぷりと食べているので魚体も大きく、脂がのってとても美味しく、「トロカツオ」などと呼ばれることもあります。
最も多く水揚げしているのは静岡県で、続いて東京都、三重県、宮城県となっています。
カツオは体全体の1/4をタンパク質が占めるほど多く、血合いの部分には、ビタミンB12やナイアシン、鉄、タウリンが豊富に含まれています。
少し苦手な方は、しょうがをたっぷりつけて食べるのもいいですね。
アジ
「鯵」
アジの名前の由来は「味がいい、味が良さ」からアジと呼ばれるようになったという説も。
旬に獲れるアジは小~中型で、脂ののりがよい。
EPAとDHAが豊富に含まれていて、栄養もバッチリの魚です。
効率的に摂る方法は、刺身だそう!
漁獲量はマアジ、ムロアジともに長崎が1位。
長崎以外では、マアジは鹿児島と和歌山、ムロアジは島根の水揚げが多いそう。
アナゴ
「穴子・海鰻」
アナゴの旬とされる時期は「夏」と「冬」。
脂の多い10~12月を旬として好む人も多い。
栄養価は良質の蛋白質の他、D.H.A.やE.P.A.が多く、亜鉛、ビタミンAなど、ミネラル、ビタミンの豊富な魚です。
漁獲量の多い県は、長崎県、島根県、愛知県などです。
江戸時代からあなごの名産地として知られた広島・宮島も有名ですが、その理由は、餌が豊富な牡蠣筏の海底に、あなごが集まってきたからだそうです。
カマス
「魳」
かますは20種類ほどあり、一般的に流通しているのは 「アカカマス」と「ヤマトカマス」の2種類。
「秋茄子は嫁に食わすな」と同様に、「秋カマスは嫁に食わすな」という諺もあるほど、秋になると脂が乗って美味しくなる魚です。
栄養価は白身魚に並んで優れた蛋白質、脂肪、ビタミン、ミネラルは含まれておりますが、ビタミンDの含有量が豊富です。
薄造りの刺身、塩焼き、天ぷら、フライ、唐揚げ、酒蒸しやホイル焼きなどの蒸し物、煮物など様々な料理で楽しめます。
ヒラマサ
「平鰤」
夏~秋が旬。
ブリよりも高級魚とされるヒラマサ。
薄赤身の肉で脂があり、色の変質も少ないため、刺身が一番であり、寿司種としても人気。
ヒラマサは脂肪が少なく独特の風味と歯ごたえがあり、「青背の貴公子」とも言われます。
高速で泳ぎまわるために筋肉がしっかりしており、たんぱく質が豊富。
血圧を下げる作用があるとされるカリウムやビタミンD、ビタミンEも豊富に含有する。
DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸を多く含む魚です。
カレイ
「鰈」
カレイは種類が多く、日本近海だけでも40種以上もあります。
地方によって呼び名も味も旬もいろいろ。
最も漁獲量が多いのは北海道で、次いで島根県、兵庫県となっています。
秋は、マコガレイ、イシガレイが摂れます。
たんぱく質を多く含んでおり、脂肪分も少なく、ヘルシーな魚。
タウリンが多く、動脈硬化の予防や血圧の正常化、コレステロール値の低下、血糖値の上昇抑制などに効果があるといわれています。
トビウオ
「飛魚」
トビウオは日本近海でも30種ほどがいるとされています。
食用にされているのは主にハマトビウオ属の数種類。
島根県の県魚・京都府の夏の県魚・長崎県(水揚げ日本一)では秋の県魚に指定されています。
また、トビウオはツバメ魚・アゴ・丸トビ・角トビ・アキツトビウオ、アゴ、コトビ、トビノウオなどなど地方によってさまざまな呼び名で親しまれています。
脂質は少なく、高たんぱく、低カロリーで(脂肪分が1%、タンパク質は20%以上)、ビタミンEとセレン(抗酸化作用)が豊富。
骨の強化にも貢献するマグネシウム、鉄の利用を高めて貧血を予防する銅などのミネラル類も豊富で、ヘルシーな魚です。
まとめ
日本の風土の特色は、四季があることですね。
季節ごとの食材があり、それを上手に食べることでからだのバランスを整え、健康を保ってきました。
旬のものは、自然界の最高の恵みを受けて育っているため、生命力が強く、栄養価も高くなっています。
また旬のものは、その時期に多く出回り価格も安くなりますので、「旬」を意識した食材を取り入れるようにしたいですね。
スーパーでは、養殖魚、冷凍魚、輸入魚なども多く見られるため、季節や旬がわかりにくくなってしまいましたが、季節を愛でながら、魚も旬の時期に食べたいものです。